YA★バトンpart5(会員インタビュー)

ここでは、YA世代やこれから作家や翻訳家を目指す人に向けた、
「日本YA作家クラブ」会員への質問を掲載していきます。

会員名簿の逆五十音順に、毎月3名ずつ更新します。おたのしみに。

     

part5の質問☆彡 3項目。

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?
・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください
・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。


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利用の際は、日本YA作家クラブのホームページからの
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↓更新状況↓

   

石川宏千花さん 河合二湖さん 大島恵真さん 2019年10月更新
加賀谷美季さん 片川優子さん 2019年9月更新
金原瑞人さん 如月かずささん 2019年8月更新
栗沢まりさん 木村航さん 朽木祥さん 越水利江子さん 2019年7月更新
神戸遥真さん 香坂直さん 2019年6月更新
三辺律子さん こまつあやこさん 後藤みわこさん 2019年5月更新
新城カズマさん 鹿田昌美さん 篠原まりさん 2019年4月更新
代田亜香子さん しんや ひろゆきさん たからしげるさん 那須田淳さん 2019年3月更新
中村浩美さん 立原透耶さん 2019年2月更新
野沢佳織さん 梨屋アリエさん  2019年1月更新
原田勝さん 藤野恵美さん 誉田哲也さん   2018年12月更新
松山美保さん 宮下恵茉さん 森川成美さん   2018年11月更新
寮美千子さん 横山充男さん 令丈ヒロ子さん   2018年10月更新

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石川宏千花さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

大人になれて本当によかった、と日々、思っています。
好きな服を好きなように着て、会いたい人にだけ会いにいけるのは、大人の特権だなあ、といまでも強く思います。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

続きが気になる海外ドラマを観ながらごはんを食べると、ちょっと元気になる気がします。
その代わり、ずっと観てきたシリーズが終わるのが恐怖になります。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

人前でうまく話せなくて落ちこんだり、余計なこと言っちゃったかな、といつまでも引きずったり、パーティー的な場所でうっかりぽつんとしてしまっていたたまれない気持ちになったり、といまだに思春期のころとほぼ同じようなことにくよくよしている自分に気づくと、ちょっと情けない気持ちにはなるんだけど、頭のどこかでは、『YAの書き手としてはいい思いをしてるのかも‥‥‥!』と思ったりしています。


河合二湖さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

なにか好ましくないことが起こっても、「これは一時的なものなんだろうな」など、今の状況を以前よりは冷静かつ俯瞰して見られるようになったことでしょうか。
あいかわらずささいなことで心が揺れ動いたりもしますが、根は動じなくなったように思います。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

YouTubeで好きな曲を再生すること。とくに、昔好きだったアニメの主題歌を観たり、昭和の歌謡曲を聴きまくっていると元気になれます。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

長編を集中して書いている途中や書きあげたあとしばらくのあいだは、活字を読みたくなくなってしまいます。 もとは読書が気分転換だったはずなのですが……。
美術館や博物館へ行ったり遠出をしたりして、活字以外の好きなものに触れているうちに、だんだん回復してきます。


大島恵真さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

たくさんあります。大人になってよかったことばかりです。体育の授業もスポーツテストも体育祭もないし、走るのが遅かった私にはそれだけで天国です。それから、たくさん話せるようになりました。小学生までは、授業で発表することも、答えることもできませんでしたが、今は平気です。作文も嫌いだったのですが、大人になって文章を書くことってこんなに面白いんだ!と気づけました。同時に、本が好きになりました。文章を書くことと本を読むことが好きになってから、人が好きになりました。これが、いちばんよかったことです。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

寝ます。飽きるくらい寝たら、のろのろ起きて、コーヒーを飲みながら甘いものを食べます。気持ちを切り替えるときは音楽を聞いたり、歌ったり、習い始めたピアノを弾いてみたり、庭の木の剪定をしたりします(ちょっと気分転換のつもりが1日中やっていることもあるので、熱中しすぎないようにしています)。仕事も気分転換になります。通勤の地下鉄の中で、けっこういいアイデアが浮かんだりします。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

この作家さんは何を伝えたいんだろう?ということを最初に知りたいがために、とりあえず最後まで猛スピードで読んでしまうことです。最後の1行を読んで「なるほど~!」と納得したら、最初に戻って落ち着いて2読目をします。
デザイナーだった時もあるので、書店で新刊本を手にとると、いい紙だなーとか特色使っておしゃれだな!とか、造本に目がいってしまいます。電車で移動することが多いので電子書籍をよく読みますが、紙の本が好きなので、紙の本が生き残るにはどんな紙でどんな大きさがいいのか、気になります。

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加賀谷美季さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか?それはどんなことですか?

あります!
  物事、特に物事の白黒にあまりこだわらなくなったことです。
言い換えると、「グレーゾーン」がとても広くなったということですね。
こうでなくてはいけない……というのを減らしたことで、人生に起こる出来事を楽しめるようになり、結果、生きるのがとても楽になりました♪

・ 元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

スポーツジム通いです。キックボクシングやダンスで、元気はつらつ♪
散歩や掃除もなかなか。

・ 作家・翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあったら教えてください。

これは作家にはあるあるすぎると思いますが、秋の話を書いていて、外に出た時に、桜が咲いていて、まさに「仰天」して立ち止まってしまったことですかね。最初の頃は、本気で途方にくれました。自分がおかしくなってしまう気がして、コワくなったくらいで。
ただ、この季節感の混乱になれてくるのも、また一つの職業病でしょう。「そうそう、今って紅葉ではなく、桜の季節だったわね~」みたいな。(笑
あと、文章を読んでいる時に、つい癖で赤字を入れてしまうことかな~。
ペンを持っていると、どうしてもやっちゃいます。


片川優子さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

大人になって自分の意志で旅行に行ったり、いろんな体験をして、自分の世界が広がったことです。子供のうちは財力も行動力もなく、体験も与えられるものばかりで、家と学校だけが世界のすべてでしたが、大人になって世界はもっと広いことを知ることができました。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

猫と一緒にお風呂につかることです。飼い猫のうちの一匹はお風呂が大好きで、お湯をため始めると飼い主より先にお風呂の蓋の上で寝ています。ゴロゴロ喉を鳴らす猫を愛でながらお風呂にゆっくり浸かっていると、気持ちがリセットできます。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

小説を書かない期間が続くと、かなりリアルなストーリー性のある夢を見ます。そういう夢を見ると「ああそろそろ書かなきゃな」と思います。

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金原瑞人さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

大人にあれこれいわれなくてすむ。子どもの頃よりはずっと好きなようにお金を使える。だれかを助けたいと思ったとき、子どもよりずっと助けてあげられる。両親ともにいないので、まあ、いつ死んでもいいかという気になれる。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

元気が出ないときがあまりありません。いつも元気というわけではないのですが、いつも普通です。体調が悪いときは寝ます。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

肩こり、眼精疲労、腰痛など、肉体的な疲労や疲弊ですね。そのほかはないと思います。


如月かずささん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

昔とくらべて好きなものが増えたことでしょうか。
10代の頃だったらまず読まなかったようなジャンルの作品を読むようになったり、 敬遠していた食べものが意外においしいことを知ったり。
趣味の幅も広がりました。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

ゲームをしたりカラオケに行ったり。
ゲームはうかつに始めると、気分転換どころではないレベルではまって、 膨大な時間を奪われてしまうこともあって危険ですが。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

読書中、自分だったら読点はここに打つかなあ、とか、 この文章は科白の前に持ってきたほうがいいんじゃないだろうか、とか 無意識に考えてしまっていることがたまにあります。


河合二湖さん☆彡

問い合わせ中

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栗沢まりさん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

ひとりで判断して行動できること。責任もあるけれど、「自分の人生だ」と開き直れるようになれたことかな。
小中学校のように半強制的に所属する場所が決められることなく、どの集団に属するのかを自分で決められるのもうれしいです。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

とりあえず、ひとりのときに思う存分ため息をついて「なんか元気でないなぁ」と独り言を言ってみます。
「しょうがないよね〜、生きてるんだもん」と自分を慰めて、そして、いつも以上に長い時間ゲームをします。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

本屋に行くと、必ず一番最初に児童書コーナーに足が向かってしまいます。
あとは、電車で本を読んでいる人を見ると、なんとなく嬉しくなってしまいます。自分はスマホをいじってるんですけどね。


木村航さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

 あんまりいいことないですね! 物忘れするよーになりましたしね! 若い頃はすらすら出てくる韻文が得意技だったんですが、近頃は辞書と首っ引きでなきゃ書けなくなりましたもんねえ。ああやだやだ。トシは取りたくないなあ。
 それでも多少はマシになったかなってところもなきにしもあらず。いちばん楽になったのは、セックスに振り回されることが少なくなった点でしょうか。もっともこれは加齢による衰えで、精神的に成熟したわけではなさそうなのが情けないところですが。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

 特効薬はないです。そうと知っていてなおかつ毎回じたばたしているあたり、学習能力ないなあと嘆くばかりなんですが。
 プライベートではともかくとして、作家としてしょんぼりするのは「書けない」「売れない」「読まれない」の3パターンが大半。このうち自分でなんとかできるのは第1項だけで、あとの2項はほぼ運。なので粛々と仕事するしかない。わかっちゃいるんですけどね!
 ああ、もう1パターンあるのか。「仕事がない」ってのも挙げとかなくちゃいけません。さいわい今はなんとかなってますが、明日の保証は何もない。おおう恐ろしい恐ろしい。
 ……気持ちの切り替えどころか、どんどん悪いほうへ考えが転げ落ちていく。本当によくないですのう。書いてて心配になってきた。だいじょうぶか俺!
 こういう時は配信のアニメでも観ましょうか。ここのところ『赤毛のアン』と『ガンバの冒険』を久しぶりに通して観直してます。気分転換と言えば、これですかねえ。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

 リアルで経験したなにげない場面が「のちのちの伏線か?」と心に引っかかって残るのは、明らかに職業病でしょう。リアルとフィクションの区別がついてないと笑われそうですが。
 私は書きながら考えるタイプで、冒頭以外はほぼ空白の状態で執筆開始します。キャラクターが勝手に動いてしゃべり出すのに任せておけばなんとかなる。なので、不意に発した意図せざるセリフがその先の展開を左右することがしょっちゅうある。
 なんと! あの時のセリフは伏線だったのか! ──というのが毎回のパターン。
 こんな方法で長年やって来たせいか、あたかも自分の日常までが、何者かの視点で構成されているように感じてしまう。  突き詰めていけば、やがてはリアルの行く末も、物語を書くみたいに自由自在に変えられるようになるかしら。
 だったらなるべくハッピーエンドに持っていかなきゃ!
 終わりよければすべてよし!
 問題は、放っとくとホラー展開になりがちな作風ですかね……。


朽木祥さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

生きるのがずいぶん楽になったこと。悩んでいる十代に「あと十年持ちこたえて。そうしたら楽になるから」と言いたいと思っています。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

好きな音楽をエンドレスで聴く。聴きながら単純な手仕事をする。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

わかりにくい文章に出くわすと脳内で単語を並べ替える。紙やペンを忘れて出かけると狼狽する。読むものを忘れるとさらに狼狽して、途中下車して本や雑誌を買ったりする。

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神戸遥真さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

自分のペースを大事にできるようになったこと。
学生の頃はやはり周囲に合わせたり遊ぶときも誰かと一緒だったりするのが基本でしたが、大人になって自分のペースを大事にできるようになった気がします。人に合わせたいときは合わせるし、合わせたくないときは合わせない。学校のような縛りもないので付き合う人も自分で選べるし、一人がよければ一人でやりたいことをすればいい。
自分で選択したことには責任も伴いますが、そのバランスをうまく取れれば自分のペースで好きなことややりたいことにいくらでもチャレンジできると思います。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

最近は頭が疲れたときに、時間とタイミングが合えばマンホールカード集めに出かけています。
マンホールカードはその名のとおり、マンホールの蓋がプリントされたカードで、全国あちこちの自治体の役所や観光案内所などで配布されています。地方公共団体が発行しているカード型の下水道広報パンフレットなんだそうです。昨年3月から収集を始め、現在32枚になりました。
http://www.gk-p.jp/mhcard/
外に出てたくさん歩くのが気分転換になるのはもちろん、効率よく集めるためにはどういう経路でどの順番で集めるか、乗換案内と地図と睨めっこをしながら必死に計画を立てるうちに頭から創作のことがすっぽり抜けます。昨年は一人で福岡にカード集めの旅に行ったりもしました。その際に佐賀にも行き、吉野ヶ里遺跡も観られて楽しかったです。
次はどこへ行こうか考えています。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

悔しいことや腹が立つことがあっても、「いつか小説のネタにしてやる」とメモを取ってストックにしてしまうことです。そうすると意外と気持ちの整理もできて一石二鳥という……。
体験に勝る取材はないので、生活も人生もすべてがネタ集めの感覚で生きてます。


香坂直さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

いやな人(たとえば、自分の価値観を一方的に押しつけてくるような人)とやりあう有効な武器(ことば)をうまく使えるようになったことと、いやな人(たとえば、自慢話ばかりするような人)をやりすごす術(処世術?)を少しは身につけられたこと。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

NEWSの『フルスイング』を聴きます。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

映画やドラマでセリフのないシーンがあると、つい、この情景を、この表情を、この間(ま)をことばで表現するとしたら……と考えてしまうことでしょうか。


越水利江子さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

人生に無駄なんかないと分かった事です。辛い苦しいことも、失敗した事も、すべて、今の自分を作っていると実感したからです。ことに、何の分野であれ、辛い苦しい嬉しい悲しいなどを体験する事で感性は磨かれますし、創作分野では、ことにそれは宝物になります。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

無理してでも、外へ出て自然に触れたり、人に会ったりする事です。返って疲れることがあっても、大抵は、命から元気を貰えます。命とは、人であったり、木や草であったり、虫や動物であったりしますが、命あるものの輝きに触れることで、生きる息吹を貰えます。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

人生、いつでもどこでも、これはネタって気がすることでしょうか?ただし、何でも書くのではなく、愛を感じられるものしか書きたくないと思います。昨年『ガラスの梨 ちいやんの戦争』という実母の戦争体験を書きましたが、書き上げられたのは戦時にも感じられる家族の愛のおかげでした。

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三辺律子さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

いろんな年齢のひとと付き合える。 学生の時は、圧倒的に同級生が多かったけど、今は上も下も数十歳離れた友人や仕事関係の人がたくさん。楽しいです。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

チョコレートを食べる!

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

電車やバスの中で読書している人の本のタイトルがやたら気になり、なんとかして見ようとしてしまう……。


こまつあやこさん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

学生時代の友達がそれぞれいろんな仕事をしていること。話すと、知らない世界を教えてもらえて刺激を受けます。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

気持ちを紙に書きます。あえて切り替えはしないかもしれません。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

ふとした時に、「今この瞬間にどれくらいの人達が小説を書いているんだろう」と考えて焦ることがあります。


後藤みわこさん☆彡

・大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

「よかった」と思うのは、もう大人にならなくていいこと。
「どんな大人になるんだろう」という不安はなくなりました(残っているのは「どんな死に方かなぁ」くらい)。
あと、20代のころはまわりに「早く結婚しろ」→「すぐに子どもを」→「次は男の子」みたいな人が結構いたので、いわれなくなったのものうれしいです。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

基本は「寝る」です。午前でも午後でも眠ります。
もともと夜9時過ぎには就寝しますが(そして4時に起きるのが習慣です)、8時台にお布団に入っちゃうこともあります。
正確にいうと、年に何度か、眠くて眠くてたまらない日が訪れるのです。
元気が出ないから寝る、というより、睡魔に「あんた、今、元気がないよ」と教えてもらっている感じです。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

エピソードと呼べるのでしょうか……実生活で、ついつい、自分(視点者≒主人公)に都合のいい「この先のストーリー展開」を想像してしまいます。
当然ながら、ほとんどの場合はそのとおりにならず、現実とのギャップに打ちのめされるというか、「ああ、予断を持たなければショックも小さかったのに」と悔やむのです。
自分に無用なストレスをかけるわけですから、「職業のせいで自分を病気にしてしまいそう」を略して「職業病」です。

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新城カズマさん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

ほとんどの大人(新城自身も含めて)は、単に『歳をとった子供』なんだなぁ、と気づけたこと……かもしれません.

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

元気がないということは体が疲れてる時なので、お風呂に入って2日ほど寝て過ごします:気持ちを切り替える……という状況にあまり直面したことがないのですが、とりあえず読んでいる本を替える(いつも数十冊を並行して読んでいるので)、くらいでしょうか

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

肩こりと、腰痛と、電車の中で人の様子を観察してその人の半生を勝手に妄想するのと……あとは上記2つの答えが、そのまま『作家ならではの病的逸話』と言えるのかも^^;


鹿田昌美さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

年を重ねると、「初めて」の経験が少なくなります。すると、ドキドキしたり不安に思ったりすることが減るように思います。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

ホットジェルで目元を温めながら、寝ます。目の周りがほぐれると、頭がすっきりして、気持ちが上がります。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

書店で本を手に取ったときに、最初に本の重みとページ数を確認して、「このお仕事、何か月かかったのかな……」と考えてしまうことがあります。


篠原まり子さん☆彡

問い合わせ中

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代田亜香子さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

好き嫌いが減って、食べられるものが増えたこと。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

元気が出ない、と意識したことはたぶんないと思います。
エネルギーが切れる前の予防になっていると思うものは、バレエのお稽古、友だちとのおしゃべり、好きな映画やドラマや本です。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

脳内で貼り紙に赤入れをしてしまう。

 

しんや ひろゆきさん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

自分の責任で何でも自由にできるようになったこと。
でも責任の重さを考えすぎて、思ったよりあんまり何もできないのが残念です。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

映画を観る。愛犬(ラブラドールレトリバー 8歳 ♀)を撫でる。この二つですかね。
二つくらいあれば人生何とかなります。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

皆さん同じだと思いますが、読書を純粋に楽しめなくなったことでしょうか。
頭のどこかで常に勉強している気持ちがあるような気がしています。
でも本当に面白い本の場合は、引き込まれて夢中になって読んでしまいますけど。

あと余談ですが、図書館員の「職業病」は、書店で乱れている書架を直してしまうことです。
本がこけてたり、棚から出っ張ってたりするとつい無意識に。


たからしげるさん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなこ とですか?

大人になる日を夢見ていた子どものころに、大人としての生活を送る楽しい想像をいくつも重ねて幸せを感じた記憶が、いまでは美しい遺品となって心の片隅に残っています。子どものころ、大人という言葉はあこがれでしたが、自分も含めていまの大人たちにそうした存在を見つけるのは至難の業です。年をとってよかった、と思うことはあまりありません。ただし、年をとるというのは結果として、生きているという証拠ですから、まだしばらくのあいだは人生における未知の領域への探検を続行できるという境遇にあるわけで、それ自体はよかったと思っています。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください 。

体を動かすに限ります。長かった会社員生活を卒業して、家にこもる日が多くなってくると、運動不足にもなりがちです。高校時代に組んでいたエレキバンドが40数年ぶりに再結成となってから、月に数回、スタジオを借りて練習しています。ドラムをたたいていますが、家で元気が出ないときは、練習用のドラムパットを思いきりたたきます。あと、執筆中に前に進まなくなって気持ちを切り替えたいときは、コーヒーをいれたり、読書したり、掃除をしたり、買い物にいったり、思い切って映画を観にいったりしています。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

だれに頼まれたわけでもなく、不定期でブログ https://ameblo.jp/takarashigeru/ を書いているのですが、しばらく書かないと締め切りに追われているような気持ちになって、書かざるを得なくなるときがあります。そんなときは、あまり満足できるものが書けません。ヒット数も少ないし、だったら書かなくていいわけですが、それを書かずにいられなくなるのはやはり職業病なんでしょうか。長く新聞記者をしていたので、1回のブログの字数をきっちり800字と決めて、そこから逸脱したくないと頑なに守っているところなんかもね(笑)。


那須田淳さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

本や漫画の大人買いができること。旅先で、ひとりで居酒屋やバーや屋台にいけることとか。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

思い切って一日オフにして、ともかく歩く。(2時間程度が多いが、ときには6時間ぐらい歩く。
けっこう遠くまでいけるし、こんなとこにこんなものがあったのかと新しい発見もある)

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

不動産屋の前でつい立ち止り、アパートなどの間取りをみながら、どんなひとがここに住んだら、
どんな物語が生まれるか考えてしまうこと。
あるいは、電車に乗っていて、まえにすわっているおじさんの人生について想像したり、
女子高校生や大学生の会話を耳にはさんで、そこからインスピレーションをもらって発想をひろげたり…。

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中村浩美さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはど んなことですか?

食べものの好みが変わってきて、以前はそれほどおいしいと思わなかったもの がおいしく食べられるようになったこと。和菓子とか、かつては苦手だったこと が信じられません。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてく ださい。

とにかくおいしいものを食べて、ぐっすり眠ります。体が弱っていては、心も 元気にならないので。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

何かないかなあ、と必死に考えたんですけど、すみません、何も思いつきませ んでした。


立原透耶さん☆彡

問い合わせ中


田辺千幸さん☆彡

問い合わせ中

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野沢佳織さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

 人と話すのが楽になりました。若い頃は、自分のことを相手にわかってほしいという気持ちが強かったのですが、相手のことを知りたいという気持ちが増すにつれて、楽に話せるようになった気がします。また、年下の友だちと話すのが楽しくなりました。もちろん、同年代の友だちだからこそ共有できること、わかりあえることも多いのですが、年下の友だちからは、会うたびに新しい刺激をもらえます。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

 大好きな海外ドラマを観たりして、いったん現実逃避をします。ほかに、おいしいものを食べる、買い物をする、元気をもらえそうな人と会う、好きな歌を歌う、など。何か楽器が弾けるといいのになあ、と思うこともあります。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

 翻訳の仕事を始めてから、翻訳作品にあまり熱中できなくなりました。読んでいてときどき、「ここは、原文はどうなっていたんだろう?」「自分なら、どう訳すかな?」などと考えてしまうからです。あと、翻訳をしながら調べ物をするくせがついているので、家族と雑談しているときなども、疑問が生じると、ついその場で検索してしまいます。


梨屋アリエさん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

 良くも悪くも子ども扱いされなくなって、大人から放っておかれるようになったこと。「それなりにちゃんとした大人にならねばいけない」という重圧が消えたこと。自分の大人イメージでは自分は大人の割にちゃんとできてないことが多い(片付けが苦手とか……)けど、もう大人になったので、大人になってもみんな苦手なことのふたつやみっつあるものなんだと思うことにしました。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください

 元気が出ないときは早めに寝ることにしています。それが無理なら20分くらいお昼寝をします。あとはSNSとかは見ないようにして、やるべきことからいったん離れ、マンガとかDVDとか庭の手入れとか気晴らしになる簡単なことをします。
外出先で元気がなくなったときは、休憩時間や隙間の時間を見つけて温かいコーヒーやココアを飲んだり、チョコレートを買って食べます。元気のないときに無理をしても良いことは起きないので、自分で予定を変えられるときは早めに帰ります。私は人の中にいるより一人でいる方が安心するタイプなので、疲れないよう一人で過ごします。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

 作者がなにを思考してその小説を書こうとしていたのかを探りながら読んでしまいます。その他、原稿という作品を本という商品に形を変えるにあたっての、本の作りやデザイン、想定している読者層、翻訳の場合は原題、だれにどう売ろうとして発行されたのかが気になるようになりました。


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原田勝さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

 苦しい時でも、時間が経つと苦しくなくなると経験的にわかったこと。それから、世の中、そんなに捨てたものじゃないし、共感してくれる人は必ずいると知ったこと。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

 甘いものを食べる。いったん寝る。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

 実害がないのに、お店の張り紙や駅のトイレの注意書きなどの誤字脱字、おかしな表現に赤を入れたくなります。


藤野恵美さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

人生の自由度が高くなった

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

読書

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

腰痛、肩こり、腱鞘炎


誉田哲也さん☆彡

問い合わせ中

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松山美保さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

大人になってよかったことは特に思いつきませんが、年をとってよかったことはあります。
長年のうちに、いいことも悪いことも、成功も失敗も、恋愛も失恋も、とにかくいろいろ経験することで、自分という人間がわかってきたことです。そうすると、だんだん肩の力がぬけてきて、あまり悩むことがなくなりました。
気が楽になったせいか、十代、二十代のころより(体力はおとろえても)元気です。
年をとったほうが人生を楽しめる気がします。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

寝ます。すぐに眠れるほうなので、一番手っ取り早い方法。
あとは好きな歌を歌うこと。車のなかで大声で歌います。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

本を読んでいるとき、句点の位置や語尾が気になること。


宮下恵茉さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

見た目をそれほど重要に思わなくなったこと。
若い頃はとにかく美人なともだちがうらやましくて、自分の外見にコンプレックスを持っていましたが大人になると憑き物が落ちたように気にならなくなりました。すごく楽ちんです。
あと、考えても仕方ないことは悩まなくなったこと。
なんとかなるやろと良くも悪くも楽天的になりました。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

仕事をします。時間に余裕があれば、映画を観にいきます。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

PTAの広報誌や他人のSNSを読んで文章がおかしいと添削したくなります。


森川成美さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

 きょうだいと仲良くなれたこと

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

 お風呂に入る
 寝る(最強です)

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

 とにかく人に話を聞きたくなる。どうしてそうしたんですか、どうしてそう思ったんですか……などなど。

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寮美千子さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

自分のことを自分で決められるようになったこと。どこに住むか、なにをするか、なにを食べるか。自分で決められます。それを実現するためには、自分で努力しないとダメだけどね。
試験を受けなくてよくなったこともいいことの一つ。年号を覚えたり、ややこしい計算をしたりとか、誰かが決めた試験問題を解かないでいいのが爽快。勉強が嫌いなわけじゃない。好きなことなら、自分でぐいぐい調べます。なにを学ぶかも、自分で決められるのが、大人になっていいことの一つ。
ベッドでチョコレートを食べながら好きなビデオを見てもいいのが大人。でもそれで虫歯になったら、それも自分のせい。だから、反省して、ベッドでチョコレートを食べるのは、やめました。


・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

無理に切替えないで、ダラダラします。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

飲み会やパーティなどで、おもしろい話を聞くと、メモしないではいられません。ノートとペンを出して、あきれられます。そんなことをしないで、ただ楽しんでいられたらいいのになあ。つい「こんなおもしろい話、もったいない」と思ってしまう。作品に生かすつもり、とかでは全然ないのですが、「誰かに伝えなくては!」と感じてしまいます。


横山充男さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

とりあえずおおっぴらに酒を飲めるようになったことです。あと、年齢を重ねるごとに、若いころに悩んでいたことがばかばかしく思われてきて、悩みの数が減ってきたことですかね。けれど、悩みそのものが消えることはありません。逆説的いうと、悩みがあるからこそ、生きているのかもしれませんね。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

これはもう、お酒しかないでしょ。

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

作家のみなさん、たいてい同じじゃないですか。他人の作品を、読者になりきって楽しめない。作家の目で見てしまう。だから、小説を読むのが嫌いになる。


令丈ヒロ子さん☆彡

・「大人になって(年をとって)よかった」と思うことはありますか。それはどんなことですか?

無駄なエネルギーが減ってきて、「許せない!」的な怒りや、勢いだけのノリが持続しないこと。また「この先、自分の人生にきっといいことがあるはず!」という根拠のない期待や、逆に「なんで自分はこんなくだらないんだ」という自己否定が減るので、生きやすくなる。
あと、若さの価値がわかったこと。

・元気が出ないとき、気持ちを切り替えるためにしていることがあれば教えてください。

わたしの場合は、「一人」になるのがそのための必要条件なので、家族や仲の良い人も含め、とにかく知っている人と話さない、通信しない環境に行くことです。
(映画とかマッサージとか書店に行くとか買い物とかなんでもよい)

・作家、翻訳家の「職業病かも」と思うエピソードがあれば教えてください。

考えすぎ。いつも頭の中が何かしら考えているのが通常なので、考えるのを止められない。
あと、創作物摂取欲が強すぎて、それに体が付いていかないのが困る。ほんのわずかな時間でも、なにか読んだり見たりしたい欲が強すぎて、毎日「ああ、もっと読みたい(見たい)のに…」と寝落ちする生活です。

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