日本YA作家クラブ会報 会員向けarchives 年二回発行
2017年から2018年の会報
「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】第二十回 2018年8月19日発行
リレーエッセイ。第14回★ 梨屋アリエ 「『YAポーズ』を普及させよう(恥ずかしいけど)」
「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】第十九回 2018年2月19日発行
リレーエッセイ。第13回★金原瑞人さん「YAむけのブックガイドをめぐって」
「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】第十八回 2017年8月5日発行
リレーエッセイ。第12回★ 梨屋アリエ「YA小説を書いてみよう部」のその後とこれからの日本YA作家クラブのこと
「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】第十七回 2017年2月14日発行
リレーエッセイ。第11回★ 梨屋アリエ「YA小説を書いてみよう部」実験
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「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】 2018年8月18日発行
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「日本YA作家クラブ」会員の皆様へ
気象激変の候、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「日本YA作家クラブ」第20回の会報をお届けいたします。
10年目を迎えて、変更点がございます。ご確認ください。
作業の簡略化にともない、ご返信のないかたは、運営を委任していただけたと
判断させていただきます。
一言でも結構ですので、お返事いただければと思います。
━━□ INDEX □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「日本YA作家クラブ」継続に向けて
◆報告・会への問い合わせ
◆「新しい会則(案)」と「会の運営について(案)」
◆ホームページのリニューアルとメールアドレスの変更
◆リレーエッセイ。第14回★梨屋アリエ
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◆「日本YA作家クラブ」継続に向けて
10年目を迎えた「日本YA作家クラブ」について、会員さんや外部の方の
ご意見をうかがい、世話人で話し合いを重ねました。細かな経緯は省きますが
「YAに関する情報発信の会」は「ないよりは、あったほうがよい」と
いうことで落ち着きました。しかし、現状は梨屋が一人で運営している状態のため、
世話人同士で相談し、問題点を改善しつつ、負担を減らして継続することにしました。
一番作業に負担を感じていたのが「会員の著作リスト」の更新でした。
10年前に比べると個人で情報発信する方が増え、Amazonなどで簡単に情報を
得られるようになりました。そのため「会員の著作リスト」のアクセスも
ありません。というわけで、8月末までに廃止いたします。
☆継続するもの
1.会員さんへのインタビュー。2018年10月から第五弾を始めます。
2.音信不通の会員さんの名前を名簿から削除せずに載せておくことにします。
会をやめる意思表示があった方のみ削除いたします。
☆変更するもの
1.発足時の会則などが、現在の状況に合わなくなっているので変更します。(後述)
2.定期報告の会報に返信するシステムをなくします。
3.これから新入会する方には近作のYAを1部献本していただくことにします。
数年保管した後に売却できた場合は会の運営資金にさせていただきます。
☆廃止するもの
1.「会員の著作リスト」のページ。
2.10年以内にYA作品を出版していること、という会員の条件。
3.利用者のない情報blog。(4月末に廃止済み)
☆新規に始めたいもの
webのみの情報では会の存在を新たに知ってもらえず、アクセスがありません。
(発足時は「検索ワード」でサイトに来てもらえましたが、ここ数年はそのような
利用がありません)
会を知っていただくために年に1回か2回、「紙」版で当会の情報を発信します。
webを知ってもらうために紙の印刷物が必要というのは、なんとも不思議な現象ですが、
冊子ではなく、一枚か二つ折りか、紙1枚の印刷におさめる予定です。
(詳細は後日、会報臨時便で)
費用はカンパ、配布作業はボランティアや他団体に協力を依頼します。
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◆報告・問い合わせ クラブへの問い合わせ(2018年2月〜2018年8月)
2月。時事通信社の記者から「YAについて」取材したいというメールがあり、
金原氏と相談の上で梨屋が応じました。しかし記事になりませんでした。
3月。名古屋の中学校から職場体験学習の件で問い合わせがあり、該当の会員に引き継ぎました。
5月。「なにか一緒にできるのではないか」という学校司書のかたから、
熱烈なご連絡をいただき、梨屋が対応し、話し合いの場を持ちました。レターの発行の着想を得ました。
6月。日本YA作家クラブの10年となるまとめを作りたいと、梨屋がTwitterで
つぶやいた件で、出版社の編集者から世話人の金原氏に連絡が入り、webで公開している
「会員インタビュー」のまとめをお送りしました。しかし出版にはいたらず。
8月。日本YA作家クラブのURLをつけたカード(手作り)を作成し、イベントで配布しました。
前回の会報でお願いした「梨屋アリエから、作家や翻訳家の皆様にアンケートへのご協力」
を延期しております、告知しておきながら作業が開始できず、大変申し訳ございません。
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◆「新しい会則(案)」と「会の運営について(案)」
現在までホームページで公開されているものの、変更予定部分のみ掲載。
「日本YA作家クラブ」会則(案)
【活動内容】
(1) 無料サイトを利用して「日本YA作家クラブ」のホームページをつくり、
一般のインターネットユーザーに向けて、次の情報を掲載する。
会員名簿、会員インタビュー、入会案内、等。
ホームページの情報は、月1回程度必要に応じて更新する。
(2) 会員へ、会報を年2回(2月/8月)メールで刊行する。
会報の主な内容は、会から会員へ向けた連絡事項、活動報告、会員の承認や
採決が必要な案件のお知らせなどとする。
(4)「日本YA作家クラブ」レターの発行。
当会の活動を紹介する印刷物を年1〜2回作成し、必要に応じて配布する。
費用は会員や支援者からのカンパでまかなう。
【会員】 本会は、次の条件をすべて満たしている者を会員とする。
補足 (4)2001年以降にYA作品を発表している作家、翻訳家。
新規入会者は10年以内にYAの新作を発表していること。
【入会】 本会に入会を希望する者は、会員1名以上の推薦を必要とし、
所定の入会申込書を提出し、代表世話人1名以上の承認を得て、
YAの代表著作1部を見本として会の事務局に送付した後に会員となる。
【除名】 本会にふさわしくないと代表世話人が判断した会員は、
代表世話人の判断で会員に告知し、除名することができる。会員からの
指摘があった場合、代表世話人と同数の会員により速やかに検討する。
「会の運営について」(案)
会の発足に際し、代表世話人として、石崎洋司、金原瑞人、梨屋アリエ、
令丈ヒロ子の四名を置いた。※2011年5月25日付の石崎氏の退会。
2012年春に令丈ヒロ子氏から退任(会員は継続)の申し出により、
代表世話人は金原瑞人、梨屋アリエに変更。
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◆ホームページのリニューアルとメールアドレスの変更
見やすい今風のホームページに作り直しました。
内容はこれまでとほぼ同じです。「リンク」のページをやめました。
8/19からリニューアル版を公開致しますので、ご確認をお願い致します。
内容の不備や表記の間違いなど、お気づきの点がございましたらご連絡ください。
URLは同じ http://jya.iinaa.net/ です。
この会報の発送の後から、会の連絡用のメールアドレスを変更致します。
これまでと同じGmailで、@の左側が短く
jya.sakka
です。後日お知らせのメールを送信致します。
当分の間は元のメールアドレスでも対応いたします。
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第14回★ 梨屋アリエ
「YAポーズ」を普及させよう(恥ずかしいけど)
「YAってなんですか」と聞かれ続けてきた作家人生がもうすぐ20年。
なぜいつまで経っても聞かれるのだろう。腹立たしさはいつしか絶望感に
かわっていました。このまま「ヤングアダルト」という言葉は消えてしまうの
かしら・・・・・・。少子化だし、本は売れないし、淘汰されるのかしら・・・・・・。
わたしが固執しすぎなのかしら。
へこんでました。自分がやれるだけのことはやってきた。これ以上はもう無理。
みんなに知ってもらえていない「日本YA作家クラブ」も必要ないのかも、なんて。
でも、なくなったら、本当にあいまいにでもYAを形作る多様性が消えてしまい、
商売か教育かの視点の団体だけになってしまう。それだけでは
やっぱりよくない気がするよ。なによりもYAを必要とする未来の読者にも申し訳ない。
10代や20代で本に出会うチャンスのひとつを、大人がうばってはいけない。
でも今までのように続けるのがつらい。だから、どうしたら続けられるのか、
負担になっている問題点を考えるようになり、改善できることがあると気づきました。
それで、続けようという気持ちになりました。
21世紀になっても「UFOっているんですか」という質問があるように、
「YAってなんですか」も必要なんですね。そのことを受け入れようと思います。
YAを知る人は増えているはずだし、YAを読んで育った人が親になっています。
YAの意義を理解してくださる方や、YAファンの方にもちゃんと
「日本YA作家クラブ」を知ってもらおうと思います。
いやあ、もー、どーしたら盛り上がるんですかね?
浅知恵で考えました。今更ですが、インスタ映え!!
いまどき、「画」になるものがないからいかんのだ。
そうだ、YAポーズっていうのを作ったらどうだろう!?
第12回のエッセイで書かせていただいた「YA小説を書いてみよう部」
(http://yacafe.chagasi.com/bu/)、今年の初めに第二期をおこない、
前回同様アンソロジーを完成し、『ハイブイン ご不要になった部員回収致します』
紙の同人本と無料電子書籍を発行しました。お時間ございましたらごらんください。
「YA小説を書いてみよう部」とは、プロアマ経験を問わずYAを書いてみたいと
いう気持ちのある20〜30代の人が集まった期間限定の創作活動集団です。
創作塾ではなく、ブレスト的な。
で、偶然なのですが、「YA小説を書いてみよう部」に参加された方が二人YAを
商業出版されました。これは、世話人としてなにかやらないと・・・・・・と思い
2018年8月9日丸善丸の内本店様児童書売り場にお願いし、
「YA小説を書いてみよう部」にゆかりのある、神戸遥真さん×こまつあやこさんと
梨屋アリエで「トークセッション〜YA小説を書いて作家になる〜」を開催しました。
そこで、お客さんと「YAポーズ」をしました。
SNSに載せたのでもう見てくださった方いらっしゃるかもしれません。
https://blog.goo.ne.jp/nashiya_arie/e/d5a314776a498e1931aba535f15b69ca
見てください、とっても楽しそうな写真になりました。
皆さん、喜んですぐにやってくださいました。
こういうのがあると、印象に残るかな。興味を持ってもらえるかな。読むことが
楽しいって伝わるかもしれないな。
作品の中身の良さを伝えるのも大事だけど、YAっていう言葉があって、
それが好きな人がいるよって視覚的にわかりやすい、
こういうのも必要じゃない? (バカバカしくても)
腹をくくりました。
つぎはみんなと踊りたい。YAダンス&ミュージック考え中。
中学生のときに図書館で出会った本の作家に、「まさか大人になって
会えると思わなかった」と言って、作者の前で泣いてくれる
20代の読者さんが時々います。
つらかった中学時代を思い出して、「ここまで生きてこれた」「あんなに
つらかったけど自分はこうして大人になれた」「本に支えられていたんだ」と
いう思いがこみ上がってくるそうです。その人がどういう読み方をしたのか
作者にはわかりません。(感想を言おうとしても中身は忘れているんです)。
だけど、人生の大変なときに寄り添ってくれた本があったということ、
そのことを教えてもらえる位置にいる書き手の一人であることが、わたしは
いつも嬉しい・・・・・・。
中身なんて忘れちゃっていいんです。今、作者の前で泣いてくれたあなたがいれば。
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「日本YA作家クラブ」会報 2018年8月18日発行
代表世話人。金原瑞人、梨屋アリエ(敬称略五十音順)
日本YA作家クラブ
http://jya.iinaa.net/
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連絡係 ありりん
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「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】 2018年2月19日発行
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「日本YA作家クラブ」会員の皆様へ
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「日本YA作家クラブ」第19回の会報をお届けいたします。
この会報は、総会の役割を兼ねております。必ず必須事項をご記入の上、
このメールにご返信して下さいますようお願いいたします。
リストの更新がある方は2月末までにお願いいたします。
※↓返信していただきたいこと。
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【1】会員名
【2】著作リストの更新 なし / あり (ご記入ください)
書名は省略せずに正確に書いてください。未刊行のものはご遠慮ください。
http://booklog.jp/users/yungadult ブクロク(Amazon)で表示されない書名は
登録できません。ご返信の前に必ず確認してください。
【3】ご意見、ご要望、ご質問など、ございましたら。
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リスト更新がない方も受信確認のお返事をください。
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━━□ INDEX □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆著作リストの更新の際のお願い
◆情報ブログへの掲載について。
◆インタビュー第4弾実施中
◆報告・問い合わせ
◆今後の件とその他のお知らせ
◆リレーエッセイ。第13回★金原瑞人さん
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◆著作リストの更新の際のお願い
著作リストは、ブクロクというサービスを利用しています。
http://booklog.jp/users/yungadult
書名は省略せずにはっきり書いてください。2月末の時点で
未刊行のものはご遠慮ください。
ブクロク(Amazon)で表示されない書名は登録できません。
ご返信の前に必ず確認してください。
アンソロジーで複数の作者名が表記される場合は
「会員名」でなく「アンソロジー」枠に分類いたします。
書名や作者名が不明なもの、情報不備のものは、登録いたしません。
(そっちで調べて載せておいてというのはご遠慮ください)
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◆情報ブログへの掲載について。
「日本YA作家クラブ情報blog」http://blog.goo.ne.jp/yungadult
YA情報ブログには、YAに関する講演会やサイン会、講座などの情
報を掲載します。会員のYAに関する講演会やサイン会の情報を、
連絡係にお寄せ下さい。YAにかかわるものでしたら、
「日本YA作家クラブ」の関与にかかわらず掲載致しますので、どうぞお気軽に。
※掲載依頼の際にお願いしたいこと。
イベント名。開催日時。会場。募集対象。募集方法。締め切り。主催。
チラシがネット上で公開されていればそのURL。
……などを、メールの本文に必ずご記入ください。
メールの内容をコピペしてブログに掲載できるように、
紹介文は画像だけでなくテキストでも併記をお願いします。
(そっちで調べて載せておいてというのはご遠慮ください)
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◆インタビューのコーナー、第4弾実施中
YA世代や作家や翻訳家を目指す人に向けた
会員へのインタビューコーナー
第4弾のインタビューをすすめています。
2016年10月から逆五十音順に掲載をスタートしています。(5月終了予定)。
ご協力をお願いいたします。
掲載月が近づきましたら、会員さんに個別にメールをお送りいたします。
予定している質問は、
・締め切り前や仕事が忙しい時によく食べているものを教えてください。
・中高生の頃の自分を漢字一字で表して、その理由を教えてください。
・これから作家や翻訳家を目指す人には、なにが必要だと感じますか?
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◆報告・問い合わせ クラブへの問い合わせ(2017年8月〜2018年1月)
ミステリー作家の方からある会員に連絡を取りたいという内容のメールがあり、
該当の会員に確認をとり、対応いたしました。
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◆今後の件とその他のお知らせ
昨年8月の会報の梨屋のエッセイに対して、お返事をありがとうございました。
お忙しい中会員さんに読んでいただけたこと、それから、ご支援のご提案や
アイデア、ご意見などをいただきまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
個別にお返事させていただこうと思いながら、時間が過ぎてしまいました。
日本YA作家クラブはYAをPRする会という趣旨で2009年に発足しました。
来年以降、このクラブをどのような形にするか、世話人同士で話をしているのですが、
次の3択のどれか、と考えています。
1)年会費をとって今よりもしっかりPRをやる。(書評や書店・図書館のYAコーナー紹介など)
2)現状のままなんとなくゆるくぼんやりとつながっておく。(PRになってなくても存在しておく)
3)10年を区切りとして、すっきりと解散する。
3)の場合、そっと静かに解散するか、会員さんからのメッセージをネットで発信してから終わるか。
2)は会の趣旨と合わなくなりますが、あるものを失くすのもなんだかね、という情緒的な先送り。会員の高齢化必至です。
1)にいく場合、移行前に会員さんの継続の意思の確認をきちんとします。
賛同してくださる方で、運営面等を再設定していきたいと思います。会費が必要なのは、
たとえばYAコーナー紹介をする場合、取材をボランティアでお願いするとしても、
先方へのお礼とか通信費・交通費などの経費がかかるからです。
会員の皆様のご意見を伺えればと思います。
もう一つ別件で。
梨屋アリエから、作家や翻訳家の皆様にアンケートへのご協力をお願いいたします。
出版経験のある方は、校正者や編集者から「使ってはいけない」とか「違う表現に」とか「商品名を出すな」と指摘された言葉や表現があると思います。商標などの権利関係やポリティカルコレクトネスとしての根拠があるものもあれば、誤解や思い込みに基づく指摘も多いように私は感じています。
その件に関して、事例を集めたいと思っています。(批判を前提としたものではありません)
3月にはいりましたら、皆様にメールをお送りさせていただきます。会員でない作家さんや翻訳家さんにもお答えいただきたいと考えています。告知が始まりましたらツイッターやFacebookページの拡散をお願い申し上げます。
集めた結果は日本YA作家クラブのサイトで公表する予定です。
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第13回★ 金原瑞人
YAむけのブックガイドをめぐって
2月10日(土)、大阪梅田のジュンク堂で「YAブックガイドガイド――
YA世代のための本ってどんな本?」と銘打って、にぎやかなイベントが
開催された。ひこ・田中さんとぼくがホストで、ゲストが兼森理恵さん、
佐倉智美さん、土居安子さん、右田ユミさん、目黒強さんという豪華
メンバー。司会者の言葉を借りれば、「児童文学作家、翻訳者、研究者、
学校図書館司書、書店員と、子どもの本にかかわる異なった立場の
専門家にお集まりいただきました」とのこと。客席には令丈ヒロ子さん
の姿も。
これは去年11月にポプラ社から出た『10代のためのYAブックガイド150! 2』
の出版記念イベント。このときの内容については、そのうちどこかから
配信されるはずなので、そちらをみてもらうとして、ここではぼくが
かかわってきたYAむけのブックガイドについて簡単に書いておきたい。
ぼくが英語圏のヤングアダルト小説に興味を持ったのは大学院の頃、
恩師の犬飼和雄先生のところで翻訳の勉強をしていたときだ。詳しいことは
『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』というエッセイ集に書いた
ので省略するが、1980年代の日本では「ヤングアダルト」という言葉
そのものがまだ根づいていなかった。当時の児童書の出版社が出していた
本はほとんどが小学生むけのもので、中高生にむけた小説は少なかった。
1990年に『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞して以来しばらく
中学生物ばかり書いていた森絵都が、当時を振り返って、「中学生ものは
出しづらいから小学生ものを書かないか、と何人の編集者にいわれたこと
だろう」と語っているが、まさにそんな状況だった。日本の作家の作品で
さえそうだったのだから、翻訳物のYAなど、いうまでもない。
それが90年代も後半になると、日本作家の活躍もあり、また児童書の
編集者が若返ったこともあり、さらに2000年に入ってからは『ハリー・
ポッター』の大ヒットによるファンタジーブームもあって、あちこちで
ヤングアダルト小説が話題にのぼるようになっていく。さらに、1979年から
始まった岩波書店の「ジュニア新書」とはちょっとちがう切り口で、
理論社が「よりみちパン!セ」を2004年に、筑摩書房が「ちくまプリマ−新書」
を2005年に創刊する。どちらもヤングアダルトむけをうたっている。
一方、ぼくは児童書やヤングアダルト小説の翻訳をしながら、1988年から
1991まで、朝日新聞「ヤングアダルト招待席」で書評を担当、その後も朝日
新聞の「ブックバンド」や、読売新聞などでも書評を書く一方、ヤングアダルト
出版会関係の「ヤングアダルト講座」では100回以上、記事や書評を書いている。
そしていまも共同通信で1、2ヶ月に1度、書評を書いている。
そのなかでちょっと変わっているのが、2002年から刊行された隔月刊の
書評誌「recoreco(レコレコ)」(メタローグ)で担当させてもらったヤング
アダルトのコーナーだ。よく覚えていないのだが、たぶん3ページくらい、好きに
使っていいということだったので、ぼく以外の人にも書評を頼んだ。たとえば、
東直子さんに詩歌の本を、勝木弘喜さんにはライトノベルを、という具合に。
大学院生にも大学生にも書いてもらった。金原ひとみにも書いてもらっている。
じつはこの発展型がすばる舎の@『12歳からの読書案内』(2005年)、
A『12歳からの読書案内 海外作品』(2006年)、B『12歳からの読書案内
とれたて! ベストセレクション』(2009年)だ。これは1冊、自由に使って
いいといわれて、思い切り好き勝手にさせてもらった。執筆者も多彩で、
ひこ・田中さんをはじめ、「recoreco」に引き続き、東直子さん、勝木弘喜さん、
ほかにも位頭久美子さん(雑誌MOE編集者)、豊崎由美さん、三辺律子さん、
目黒強さん、作家さんは森絵都さん、あさのあつこさん、長崎夏海さん、などなど。
それから大学生にも書いてもらった。@AB、あわせてほぼ300冊紹介してある。
執筆者には好きな作品を取りあげてもらって、こちらからはほとんど条件を
付けなかった。ただひとつだけ、10年以内のものをというお願いをした。
どうせ紹介するなら、新しいものをと思ったからだ。いまさらのように、
『アウトサイダー』とか『ライ麦畑でつかまえて』とか、『指輪物語』とか
『ゲド戦記』なんて、ぼくの監修するブックガイドにはほしくなかった。
賞味期限が短くてもいいから、現代を反映した現代作家の作品を紹介したかった。
さて、『12歳からの読書案内 とれたて! ベストセレクション』が出て
5年後、ポプラ社のイベントかなにかでひこさんと会ったとき、いっしょに
YAむけのブックガイドを出そうという話で盛り上がって、ぼくは盛り上がった
だけで終わったかと思っていたら、いつの間にかポプラ社で出そうということに
なっていて、2015年に『10代のためのYAブックガイド150!』が出た。これが
評判がよかったので、2年後、その続編が出た。どちらも、『12歳』のときと
同じで、古い本は扱っていない。7年以内に出版された本を紹介している。
おそらく2年後に次の巻が出る予定だ。
一方、すばる舎のほうからも連絡があり、『12歳』のシリーズ、もう1冊
出せないかとのこと。そこで、@ABのなかから30冊を選び、これに新たに
70冊足して、100冊のヤングアダルトむけブックガイドを作った。それが
C『12歳からの読書案内 多感な時期に読みたい100冊』。基本的に2000年以降
2010年までに出版されて、絶版になっていないもののなかから精選してある。
ということはこのガイドブックとポプラ社の『10代』シリーズがあれば、
2000年以降、現在までのお勧め本が並ぶことになる。総数、約700冊。
これでYAブックガイドもひと休みかなと思っていたら、なんと、ひこさんが
「金原さん、絵本もやろう!」といいだして、この企画が通ってしまった。
『YAのための絵本ガイドブック』(仮題)が西村書店から出版の予定。すでに
校正も終わって、あとは印刷、製本を待つばかりだ。これで総数、約800冊。
その他、ぼくと三辺律子さんとオザワミカさんで勝手に出している、翻訳物の
紹介冊子「BOOKMARK」もすでに10号まで出ていて、ここで紹介した本が160冊。
これで、合計960冊。重複している作品もあるものの、1000冊を突破するのは
時間の問題です。
これからもこの調子で、いいYA作品を紹介していきたいと思っています。
YA作家クラブのみなさん、いい作品を待ってます!
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「日本YA作家クラブ」会報 2018年2月19日発行
代表世話人。金原瑞人、梨屋アリエ(敬称略五十音順)
日本YA作家クラブ
http://jya.iinaa.net/
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連絡係 ありりん
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「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】 2017年8月5日発行
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「日本YA作家クラブ」会員の皆様へ
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「日本YA作家クラブ」9年目、下半期の
第18回の会報をお届けいたします。
この会報は、総会の役割を兼ねております。必ず必須事項をご記入の上、
このメールにご返信して下さいますようお願いいたします。
リストの更新がある方は8月末までにお願いいたします。
※↓返信していただきたいこと。
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【1】会員名
【2】著作リストの更新 なし / あり (ご記入ください)
書名は省略せずに正確に書いてください。未刊行のものはご遠慮ください。
http://booklog.jp/users/yungadult ブクロク(Amazon)で表示されない書名は
登録できません。ご返信の前に必ず確認してください。
【3】ご意見、ご要望、ご質問など、ございましたら。
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リスト更新がない方も受信確認のお返事をください。
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━━□ INDEX □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆著作リストの更新の際のお願い
◆情報ブログへの掲載について。
◆インタビュー第4弾実施中
◆報告・問い合わせ
◆会員の募集と告知について
◆その他のお知らせ
◆リレーエッセイ。第12回★梨屋アリエ
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◆著作リストの更新の際のお願い
著作リストは、ブクロクというサービスを利用しています。
http://booklog.jp/users/yungadult
書名は省略せずにはっきり書いてください。8月末の時点で
未刊行のものはご遠慮ください。
ブクロク(Amazon)で表示されない書名は
登録できません。ご返信の前に必ず確認してください。
書名や作者名が不明なもの、情報不備のものは、登録いたしません。
(そっちで調べて載せておいてというのはご遠慮ください)
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◆情報ブログへの掲載について。
「日本YA作家クラブ情報blog」http://blog.goo.ne.jp/yungadult
YA情報ブログには、YAに関する講演会やサイン会、講座などの情
報を掲載します。会員のYAに関する講演会やサイン会の情報を、
連絡係にお寄せ下さい。YAにかかわるものでしたら、
「日本YA作家クラブ」の関与にかかわらず掲載致しますので、どうぞお気軽に。
※掲載依頼の際にお願いしたいこと。
イベント名。開催日時。会場。募集対象。募集方法。締め切り。主催。
チラシがネット上で公開されていればそのURL。
……などを、メールの本文に必ずご記入ください。
メールの内容をコピペしてブログに掲載できるように、
紹介文は画像だけでなくテキストでも併記をお願いします。
(そっちで調べて載せておいてというのはご遠慮ください)
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◆インタビューのコーナー、第4弾実施中
YA世代や作家や翻訳家を目指す人に向けた
会員へのインタビューコーナー
第4弾のインタビューをすすめています。
2016年10月から逆五十音順に掲載をスタートしています。
ご協力をお願いいたします。
掲載月が近づきましたら、会員さんに個別にメールをお送りいたします。
予定している質問は、
・締め切り前や仕事が忙しい時によく食べているものを教えてください。
・中高生の頃の自分を漢字一字で表して、その理由を教えてください。
・これから作家や翻訳家を目指す人には、なにが必要だと感じますか?
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◆報告・問い合わせ クラブへの問い合わせ(2017年2月〜2017年7月)
今期はありませんでした。
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◆会員の募集と告知について
会員の皆さまにも、「日本YA作家クラブ」の告知のご協力を
お願いします。個人でホームページやブログをお持ちの会員さんは、
『日本YA作家クラブ』へのリンクをお願いいたします。
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◆その他のお知らせ
長期間会報への返信のない会員、メールが届かなくなった会員について
会員名簿から削除するべきかの判断が世話人の中で分かれています。
本人からの退会の意思がない場合、現在は名簿に残しております。
メールが届かなくなった会員について、サイトに名前を公表するなどの
対策を今後はとりたいと思います。
★リレーエッセイ募集。( ^^) _旦~~ φ(..)
第19回会報(2018年2月)に掲載するエッセイを募集します。
テーマはYAに関することなら何でも。400字〜長文も可。
また、これまでの会報のリレーエッセイを受けた内容のエッセイも
募集いたします。
お寄せいただいた作品は臨時便や定期の会報に掲載いたします。
会報はホームページ上でも公開されます。
世話人から御執筆のお願いをすることがあります。
※原稿料はお支払いできません。無償でのご協力をお願いいたします。
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第12回★ 梨屋アリエ
「YA小説を書いてみよう部」のその後とこれからの日本YA作家クラブのこと
前回「YA小説を書いてみよう部」実験のことを書かせていただきました。
「YA小説を書いてみよう部」http://yacafe.chagasi.com/bu/
予定通りに全6回を無事終了。アンソロジーを書くという目標も達成し、『加
賀谷って最近学校に来てなくない?』という表題で、な、なんと、自費出版
の文庫本を限定30部作りました。第一期は幸運にも「書ける人」が集まっ
ていたので、発表することにしました。
文庫本は5月7日の第二十四回文学フリマ東京の「金原ゼミ」のブースで扱
っていただき、完売。
部員さんに電子書籍に詳しい方がいらっしゃったので、その後、無料で読め
る電子書籍にいたしました。いつの間にか、一般人にも電子書籍が無料で作
れて、無料で配信できる時代になっていたんですね。
「YA小説を書いてみよう部2017」YAアンソロジー『加賀谷って最近学校に来
てなくない?』の電子書籍のページは、https://bccks.jp/bcck/150319/info
スマホでもパソコンでも、電子書籍用の器機でも読めます。さらに、紙の本の
形で読みたい方は、この電子書籍サイトで1冊からオンデマンド印刷で作れま
す(紙化は料金が発生します)。
わたしにとっては「YA小説を書いてみよう部」そのものよりも「便利な世
の中になっていた」ことの方で大変勉強させていただきました。
同人誌を作りたいけど予算がないというとき、かつて10円コピー機の出現
に衝撃をうけた昭和なわたしとしては、こんなお手軽に商業出版とそれほど
変わらないレベルで無料の電子書籍やカラーの表紙の文庫サイズの同人誌が
安価で少部数からしかもインターネットだけのやり取りで作れてしまうとい
うことにとても驚きました。
電子書籍からのオンデマンド印刷の利用の場合、読みたい人が個別に注文し
て必要部数だけその都度製本されたものを買うことになるので、作者側が刷
りすぎちゃって在庫処分に苦しまなくて済むわけです。
こんな簡単に作品が発表できて印刷もでき、webを活用して読者ができるな
ら、それができる若者はわざわざプロの作家になって商業出版しようと思わ
ないかもしれないな……なんて思いました。商業出版でないと作品が届かな
い読者がいるわけなので、同人はすみわけをしている(同人誌しか読まない読
者もいます)と思いますけれど、作品を知り合いに読んでもらって楽しく交流
したいタイプの人は、それが世に出す作品でありより多くの人に読まれる力
のある書き手であったとしても、満足しちゃうかもしれません。
色々な表現の仕方があってよいのだと思いますが、小説のメディアが分散す
ると馴染みのないものには読者がアクセスしにくい面もあるなあと思います。
学校図書館を利用する若い読者にとっては、図書館の紙の本もタダで読める
小説ですし、ネットの同人小説もタダで読める小説です。もしかしたら、そ
こには出版にかかわる大人が考えているほどの違いはないかもしれません。
2009年にスタートした日本YA作家クラブ、会員のみなさまのおかげで
これまで継続してきました。しかし世話人の、というか言い出しっぺの梨屋
の力不足と見込みの甘さがあり、当初イメージしたような活動に至っており
ません。2009年に比べるとホームページやSNSを持つ人が増え、個人で
情報発信する方が増えました。日本YA作家クラブへの問い合わせやサイト
へのアクセスもここ数年でかなり減少しています。情報を更新しても、会員
さんのブログでのご紹介やツイッターなどでの拡散もほとんどなく、見てく
れる人がいないのでPRの役割を果たせずにいます。日本YA作家クラブは
YAをPRするのが目的の会です。もう一人の世話人の金原氏に相談し「こ
のままでいいじゃん」的なお返事をいただいていたため低空飛行でこの4、
5年ほどもやもやしたまま、とりあえず10年はやるか……と考えてきまし
た。
そこで、10年を区切りに日本YA作家クラブを終了するか、10年きっか
けに余力のある会員の方や一般の有志にボランティアでご協力いただいて活
動内容を再考しメンバーを増やして継続するか、どっちかにしたいと考えて
います。
日本YA作家クラブはYAをPRするのが目的の会です。それなりにYAは
浸透し各所の情報も増えて日本YA作家クラブの一定の役割は果たしたと考
えるか、「だれか助けて〜!! こっちも見て〜!!」と叫び声をあげるか。
叫んでも、今の状態ではだれも答えてくれないかもしれませんけれど。いや
いや、これからでしょ!! YAは浸透してないでしょ! 誰かが言い続け
なきゃダメでしょ! と声をだす元気のある方がいらっしゃれば、会として
どんなことができるのか(お金をかけずに)、どんな働きかけをしていった
らいいのか、相談に乗ってください。会を作るならライフワークにするつも
りで取り組まなければいけなかったんだという反省もあり、こちらの不調や
対人関係を結ぶことが不得手なこともあっていっぱいいっぱいな部分もあり
……の今日この頃です。一緒に考えてくださるかた、ご意見お待ちしていま
す。
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「日本YA作家クラブ」会報 2017年8月5日発行
代表世話人。金原瑞人、梨屋アリエ(敬称略五十音順)
日本YA作家クラブ
http://jya.iinaa.net/
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連絡係 ありりん
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「日本YA作家クラブ」会報【定期報告便】 2017年2月14日発行
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「日本YA作家クラブ」会員の皆様へ
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
「日本YA作家クラブ」9年目、上半期の
第17回の会報をお届けいたします。
この会報は、総会の役割を兼ねております。必ず必須事項をご記入の上、
このメールにご返信して下さいますようお願いいたします。
リストの更新がある方は2月末までにお願いいたします。
※↓返信していただきたいこと。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】会員名
【2】著作リストの更新 なし / あり (ご記入ください)
書名は省略せずに正確に書いてください。未刊行のものはご遠慮ください。
http://booklog.jp/users/yungadult ブクロク(Amazon)で表示されない書名は
登録できません。ご返信の前に必ず確認してください。
【3】ご意見、ご要望、ご質問など、ございましたら。
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リスト更新がない方も受信確認のお返事をください。
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━━□ INDEX □━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆著作リストの更新の際のお願い
◆情報ブログへの掲載について。
◆インタビュー第4弾実施中
◆報告・問い合わせ
◆会員の募集と告知について
◆その他のお知らせ
◆リレーエッセイ。第11回★梨屋アリエ
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◆著作リストの更新の際のお願い
著作リストは、ブクロクというサービスを利用しています。
http://booklog.jp/users/yungadult
書名は省略せずにはっきり書いてください。2月末の時点で
未刊行のものはご遠慮ください。
ブクロク(Amazon)で表示されない書名は
登録できません。ご返信の前に必ず確認してください。
書名や作者名が不明なもの、情報不備のものは、登録いたしません。
(そっちで調べて載せておいてというのはご遠慮ください)
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◆情報ブログへの掲載について。
「日本YA作家クラブ情報blog」http://blog.goo.ne.jp/yungadult
YA情報ブログには、YAに関する講演会やサイン会、講座などの情
報を掲載します。会員のYAに関する講演会やサイン会の情報を、
連絡係にお寄せ下さい。YAにかかわるものでしたら、
「日本YA作家クラブ」の関与にかかわらず掲載致しますので、どうぞお気軽に。
※掲載依頼の際にお願いしたいこと。
イベント名。開催日時。会場。募集対象。募集方法。締め切り。主催。
チラシがネット上で公開されていればそのURL。
……などを、メールの本文に必ずご記入ください。
メールの内容をコピペしてブログに掲載できるように、
紹介文は画像だけでなくテキストでも併記をお願いします。
(そっちで調べて載せておいてというのはご遠慮ください)
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◆インタビューのコーナー、第4弾実施中
YA世代や作家や翻訳家を目指す人に向けた
会員へのインタビューコーナー
第4弾のインタビューをすすめています。
2016年10月から逆五十音順に掲載をスタートしています。
ご協力をお願いいたします。
掲載月が近づきましたら、会員さんに個別にメールをお送りいたします。
予定している質問は、
・締め切り前や仕事が忙しい時によく食べているものを教えてください。
・中高生の頃の自分を漢字一字で表して、その理由を教えてください。
・これから作家や翻訳家を目指す人には、なにが必要だと感じますか?
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◆報告・問い合わせ クラブへの問い合わせ(2016年8月〜2017年1月)
クラウドファンディング翻訳出版サービスの「サウザンブックス」様より
クラウド・ファンディング企画の情報拡散のご依頼がありました。
会員の作品でしたため、Twitter、Facebookでの呼びかけをさせていただきました。
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◆会員の募集と告知について
会員の皆さまにも、「日本YA作家クラブ」の告知のご協力を
お願いします。個人でホームページやブログをお持ちの会員さんは、
『日本YA作家クラブ』へのリンクをお願いいたします。
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◆その他のお知らせ
長期間会報への返信のない会員、メールが届かなくなった会員について
会員名簿から削除するべきかの判断が世話人の中で分かれています。
本人からの退会の意思がない場合、現在は名簿に残しております。
メールが届かなくなった会員について、サイトに名前を公表するなどの
対策を今後はとりたいと思います。
★リレーエッセイ募集。( ^^) _旦~~ φ(..)
第18回会報(2017年8月)に掲載するエッセイを募集します。
テーマはYAに関することなら何でも。400字〜長文も可。
また、これまでの会報のリレーエッセイを受けた内容のエッセイも
募集いたします。
お寄せいただいた作品は臨時便や定期の会報に掲載いたします。
会報はホームページ上でも公開されます。
世話人から御執筆のお願いをすることがあります。
※原稿料はお支払いできません。無償でのご協力をお願いいたします。
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第11回★ 梨屋アリエ
「YA小説を書いてみよう部」実験
梨屋が世話人のYAを読む読書会YA*cafeは7年目に入りました。
各回の参加者の増減はありますが、継続的に来てくださる方もあり、
新しい方もありで続けてこれました。が、若い世代の参加がまった
く伸びません。
若い人ほど、読むより書く方に興味が強いのかも、と考え、すこし
変化をつけてみようと、いつもの思い付き行動で「YA小説を書いて
みよう部」第一期というのをはじめました。
どんなものかというと、「これからYA小説を書いてみたい方、YA
小説を書くきっかけがほしい方、YA小説について考えてみたい方、
創作活動の刺激がほしい方、YA小説が好きな方」がYA小説のこ
とを考えたり、みんなで連作短編を書いてみる、という活動です。
活動の主体は参加者であるとしたいので「部活」であって、教えを
乞うような塾や講座ではありません。さらに、創作部でなく、「書い
てみよう」部にしたのは、書けるかどうかわからないけどちょっと
書いてみよう、という人にも、YA小説の雰囲気に親しんでもらいた
いからでした。
インターネット上で呼びかけたところ、七人から問い合わせがあり、
六人が正式に部員となりました。20代から30代の学生と社会人
で、創作未経験の方もいれば出版デビューが決まっている方もい
らっしゃる。(若い世代を対象にしたかったので参加年齢の上限は3
9歳としました)。会場費や経費が掛かるので「部費」を徴収しまし
た。
第一期の活動期間は1月から3月までの全六回だけですが、初回に
部活でなにをやりたいか話し合いをしたところ、みんなで連作短編
小説を書きたいという要望が多数。梨屋の提案で、ある人物の不在
をめぐるアンソロジーを書くということになりました。連作を一人
ずつ書いていくと時間がかかりすぎるので、大まかな設定だけ考え
て、同時進行で書いていきます。枚数制限は個人の力量に合わせて、
原稿用紙換算で10、20、30枚を目安に最大35枚で収まるよ
うに決めました。(書けない場合でも5枚までは書くこと。)
合評後、もしも人に見せられる状態だったらホームページで公開し
よう、という目標を立てています。これは、作品ができてから本人
に確認して決める予定です。
梨屋は「先生」役ではないので個別の作品指導はしません。余計な
口を出さずにいられるか、少し心配です。でも、指導するなら別料
金にしないと自分の仕事と生活に支障が出るので(笑)、お世話役に
徹したいと思います。
「原稿を文字で埋める」のと「作品を書く」ことは違うわけで、作
者のために書かれた作品と人が読みたい作品もまた違うのですが、
まずは「書いてみよう」を行動に移し、書いて読む楽しさと苦しみ
を、部のみんなと一緒に体験してみたいと思います。新しいなにか
を発見できたらいいな。
「YA小説を書いてみよう部」
http://yacafe.chagasi.com/bu/
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「日本YA作家クラブ」会報 2017年2月14日発行
代表世話人。金原瑞人、梨屋アリエ(敬称略五十音順)
日本YA作家クラブ
http://jya.iinaa.net/
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連絡係 ありりん